Posts By syurui

開かずの金庫

習慣的に使用していた金庫の鍵を紛失してしまって開けられなくなるケースもあれば、ずっと使用していなくて開けられなくなるケースがある。
ダイヤルの番号がわからなかったり、鍵が手元になくて開けられなくなり、困ったことになってしまう。
また、金庫の持ち主が存命か、それともすでに故人になってしまっているかという違いもある。

金庫の持ち主が故人である場合の鍵開け依頼はお盆の時期などに増える傾向があるようだ。
持ち主が亡くなっている場合の解錠は依頼者である遺族の立ち会いのもと行われることが多い。
依頼者も金庫の中身がなんなのかわかっていないことがある。金庫を開けて、何も入っていなかったというケースもままあるようだ。
使われていない金庫と違って習慣的に使用されている金庫は内容物がある程度わかっているケースが多い。
故に依頼者の指示も明確に出される。その場に立ち会わなくても、別室で待機しているので開いたら呼んで下さい、と余裕を見せる依頼者も多い。それは中身がなんなのかわかっているからだろう。

お盆の時期に金庫の解錠依頼が増える理由は明確にはわからない。おそらく、故人のことを親族で振り返っているうちに金庫の存在を思い出すのかもしれない。
故人のことを知るメッセージがなにか残されているかもしれない、という期待もあって金庫を開けようと思うのかもしれない。

鍵の交換

今でも使われている鍵で防犯面から言ってとても危険な鍵がある。
それは20年ほど前に流通していたタイプの鍵で両側がギザギザしている、美和ロックなどで作られていたタイプの鍵のことである。

このような鍵を使っているのであれば新しい鍵に交換することをおすすめします。
危険な鍵については最近でもしばしばテレビなどで取り上げられることがあるので危機感を持っている人も多い。
しかし、なかなかキッカケがつかめず、そのままなんとなく使い続けているという人も多い。
鍵を紛失したのをきっかけに、これがいい機会だと思って交換する人や、近所で空き巣の被害が起きたのをきっかけに交換する人も多いようだ。

最近は特に昔に比べて人々の防犯意識が高まっているので自主的に鍵交換を依頼する人も多いそうだ。いつかは防犯性の高い鍵に交換しようと思っている人はちょっと踏み切って新しい鍵へと交換することをおすすめする。大きな出費になることは確かだが、家族の安全にはかえられない。
また、空き巣の被害にあうことと鍵交換の費用を考えるとどちらが得かは一目瞭然である。

鍵交換をする際はまずドアからハンドルやケースロックなどの各部品をはずしてしまう。そしてその周囲をきれいに掃除する。掃除をすることによって鍵を回す操作が軽くなる。使う人のストレスが軽減される。

TSAロック

スーツケースの鍵が開かない、ダイヤル番号がわからなくなって開けられないというトラブルが起きることがある。
最近のスーツケースはTSAロックシステムがついていることがある。特にアメリカ合衆国への旅行をした人が使っているのがこのTSAロック付きのスーツケースである。

これはアメリカ合衆国の空港検査官や税関職員が専用の特別な鍵を持っていて、本人がその場に立ち会わなくてもあけることができる特殊な鍵のことである。

空港での持ち物検査が厳格に行われているアメリカなどではかばんの鍵をロックせずに預ける必要がある。
しかし、防犯的に鍵をかけずに預けておくのは不安がある。
だから、かばんの鍵をかけたままでも手荷物検査に預けられるようにしたのがこの特別な鍵のついているTSAロックのスーツケースなのである。

こういったスーツケースは購入した時には鍵がついていない。鍵がついてくるものと誤解している人も多い。
開ける場合には自分で設定した番号を回して使用することになっている。

設定したダイヤル番号を忘れてしまって開けられなくなってしまうことがある。
ファスナーなどを破壊すれば鍵がロックされていてもあけることができるが、壊してしまうのはもったいない。
大切なスーツケースならば壊すことなく開けたいと思うはずだ。
鍵屋に依頼すれば開かなくなったスーツケースでも破壊することなくあけることができる。

引き戸のトラブル

引き戸の鍵が壊れて家に入れなくなってしまうということがある。
引き戸は中央の戸が重なりあうところに鍵がついているものがある。この鍵が一定の箇所で固まってしまうと動かなくなってあけることができなくなる。
無理に鍵を回そうとすると鍵がねじれて折れ曲がってしまう。抜けなくなってしまうこともある。

鍵がささって抜けなくなった引き戸はまず鍵をぬいてピッキングで解錠する必要がある。

戸が開いたら今度はこのようなトラブルが起きた原因をさぐり、改善しなくてはならない。
部品の消耗による破損などが考えられるが、こういった引き戸のトラブルは建付の悪さによって発生することが多い。
建付が悪くなると引き戸が正しく閉まらなくなる。そのような状態で鍵を開け閉めすると故障につながっていく。
鍵を鍵穴にさしても重くてなかなかまわなくなっていたらこのような原因が考えられる。
力を入れて無理に回さないと鍵がかからず、手が不自由な人や子供、お年寄りにとっては鍵の扱いが難しくなってしまう。

引き戸をまるごとリフォームしなくても戸車を調整したり、建付をなおせばトラブルは改善することができる。

引き戸を話すと自然に動いてしまったり、戸を持ち上げたり押し込まないと戸が閉まらなくなっていたら故障の可能性が考えられる。鍵のトラブルになる前に修理を依頼しよう。